運動会後、校内で静かに迷子になる~楽しく療育が行える場所が増えるといいな
6月1日運動会が行われました。
小学校の中庭で4年生の集合場所がわからず迷子になるなんて……油断してました。
幼児期に心配行動が続けて起こると、「1日1歩3日で3歩、3歩進んで5歩下がる♪」と頭の中で流れ、あぁ~!マイナスからのやり直しだぁ~と、がっくりきてましたが、小学生になってからは「3歩進んで2歩下がる♪」まで成長しています。
炎天下の運動会
過去3年、平年より気温が低かったり小雨でしたが、今年は快晴。保護者席の場所取りでテント下を確保できず、9~15時までずっと太陽の下、昼前には腕がチリチリ!ダンナも私も見事に日焼けしました。夜、風呂上がりのダンナの姿(肩や腹部は白く、腕だけ赤くなり、白いTシャツを着ているような状態)を娘が見て大笑い!
一方、娘は私が声をかけることもなく自主的に、家を出る前に日焼け止めを塗っていました。児童席は校庭の南東にあり日陰で過ごすことができたので、ほとんど日焼けをしていませんでした。
私が小学生の頃は、家族が運動会に来ることはなく、教室でお弁当が当たり前。家でも運動会の話で盛り上がることは一切ありませんでした。仕事の都合上、仕方がないと理解はしていましたが寂しくもあったので、娘の運動会は必ずダンナと一緒に行きます。無理のない範囲でダンナを子育てに巻き込むのも大事です。
「家では、あんなにへっぽこなのに、学校では頑張ってるんだな。」
お父さんに認めてもらえるって大きい。
ダントツのぎこちなさ……思いっきりダンスを楽しむ!
毎年、恒例の
「なんだ、あれは!?たぬこだけ、動きがちがうぞ!」と、ダンナの一言。
団体競技、徒競走、表現(ダンス)。1学年100人以上いる中で、ぎこちなさは際立っています。
「いいんだよ、あれで。ノリノリで楽しんでるんだから。」
今年はダンスの中で、脚に肘が触れる動きがありました。練習期間の1か月で両膝上(大腿の下半分)が痣だらけになり痛々しい姿。軽く触れる感じでいいのに、力加減がわからなかったのだと思います。(運動会後3日で治りました。)
ダンスが始まり、自分が作った小道具から飾りがヒラヒラ~。
これは想定内。
予定外の出来事(見通しが立たないこと)が起こるとパニックになる
↓
予防策として「もしも」に備えて予備プランを立てておく
危機管理や、プログラミング的思考に近い……かな。
「もし、飾りが落ちても慌てず、チャンス(動きの切れ目)を待って拾えばいい。」と家で話し合っていました。
よしよし、ちゃんとタイミングを見て拾い、列に戻れてる。
と、安心したのも束の間、2つ目がヒラヒラ~~。3つ目がヒラヒラ~~~。
あぁぁぁぁ~~~、糊付けがしっかりできてなかったのかぁ……。
その都度、冷静に列に戻れたので、それでいい。
最後に保護者席へ一礼して退場。うん、無事終わった……???
退場門へ向かって駆け足で走り始めた途端、娘の前に大きな間が!後ろの子たちに次々抜かされ……最後に退場。( ̄▽ ̄)
本人が楽しんでいたのでOKです!
運動会終了後、静かに迷子になる
児童は学年ごとに中庭へ移動、各自上靴を持ったら整列し、先生からのお話があり解散。その間に保護者有志でテントの片付け。先生のお話終了と、テントを片付け終わるのがほぼ同じくらいになるので、正門で娘を待とうとしたら……
校庭から正門へ向かう途中で、ダンナが「おぅっ!」
んっ?と振り返ると娘の姿が!!私は気付かずにすれ違ってました。まさか、ここを歩いてるなんてっ!身長130cmの娘に気付かなかった自分にもがっくり。( ̄▽ ̄;)
「もう、先生のお話終わったの?」
「ううん、集まる場所がわからなかった。中庭には行ったんだけど、いなかった。」
・・・・・!!!!!!
慌てる様子はなく、ウロウロと集合場所を探していました。
「よし、一緒にもう一度行ってみよう!」
下駄箱の近くに整列している児童たちが見えました。
「あそこに(担任の)先生がいらっしゃるよ。」
「えぇ~~、あんな所に!!」一人でトコトコと列に加わり、全員揃ったことを確認されるとすぐに先生の挨拶があり、終了。
集合場所についての先生からの指示を何か聞き逃していたのかな……。中庭の一番端で分かりにくかったのかな……。他学年の児童たちの波に押され、同級生を見失ったのかな……。人が多い場所での行動については、まだ課題がありそうです。
後日、迷子になって遅れたことを一言、連絡ノートで伝え、お詫びを書きました。先生も、なぜ遅れてきたのかわからなかったようでした。(;^ω^)
ハラハラしながらも、大きなケガなく終わってヨカッタ、ヨカッタ。
楽しく療育が行える場所が増えるといいな
最近、近隣で
- さっかぁりょういく(日本発達支援サッカー協会)
発達障がいを持つ子どもを対象に、サッカー(スポーツ)を通して楽しみながら「脳の働きのアンバランス改善」「コミュニケーション能力の向上」「集団ルールの理解」などの療育の大切なポイントが満たせる協会独自のプログラム - スポーツリズム教室
ラインを踏まずにジャンプする、ボールをつく、という単純な動きでも「リズムに合わせて」となると体だけでなく、脳をも刺激する。運動の苦手な子供でも、遊び感覚で楽しくトレーニングを行い、運動能力を向上させるトレーニング教室
といった幼児~小学生対象の運動系教室が増えています。
うちの娘も年長時のスポーツクラブや、児童デイでの運動療法(ロッククライミング、サッカー、卓球、縄跳びetc)を通じて、コミュニケーション能力向上に効果があったと思います。低緊張や発達性協調運動障害対策のトレーニングとしても、早期に取り組む方がいい。うちの場合、太陽のまぶしさが苦手(感覚過敏)があったり、その他諸々の事情で屋外で遊ぶことが少なく、十分なトレーニングを行えなかったという後悔があります。
以前、TVでアメリカの発達障害の若者たちが水泳に取り組む姿を紹介するドキュメンタリーがありました。偶然見ていて「みんなの泳ぎたい気持ち」とそれを「励まし指導するコーチ」この両方が揃っている必要があるのだなと感じました。今の私たち親に必要なのは「できないことを責めるのではなく、信頼して待つ」このコーチのような対応だよね……と話し、それ以降ダンナも娘に対して怒ることは減りました。
もし、体を動かすことが好きなお子さんであれば、何か運動をやってみるといいかもしれません。サッカー、空手、スポーツクラブ、テニス、バドミントン、水泳……、何か打ち込めれば、集中力が上がったり、精神的に落ち着いてきたりするかも。
競技スキルをアップさせる目的ではなく、楽しみながら体を動かし、個人の運動能力やコミュニケーション力アップを目指す教室が増えるといいな。小学校や公民館、スポーツセンターの体育館でこういう教室が増えたら利用しやすいんだけどなぁ。
このブログについては、プロフィール(翼の折れたペガサスid:thebrokenwing)&1回目の記事をご覧下さい。