手を離して目を離さない子育て・親育て

自閉症スペクトラム(ASD)親娘の日常(過去・現在)を中心に書いています

「3つ目の居場所があった方がいいよ。」

進級を控え、環境が変わることで「どうなるんだろう?」と心配になる季節になりました。

「家、学校の他に“もう1つ居場所”があった方がいいですよ。」

療育センターでトレーニングを受けた時に「あぁ、そうだなぁ。」と思ったことの1つです。

家や学校関係でうまくいかなくなった時に逃げ込める場所があった方がいい。」

  • 祖父母や親戚等、頼れる所
  • 習い事
  • 好きなことをできる時間と空間
    (一人の方が良いなら、一人になれる場所)

当時の娘(4歳)には、3つ目の居場所がありませんでした。私の実家は車で30分ほどですが、母は一度脳梗塞で倒れたことがあり、もやもや病や心臓の病気も抱え自分の身の周りのことはできますが孫の相手をすることは困難になっていました。母は兄家族と同居していましたが夕食は宅配弁当を利用し、時々様子を見に行った時に母と私たち親娘の4人で食事を一緒にとる程度でした。

義姉は私たちが行くと「たぬこちゃんがいるから…」と娘たち(従姉)が、たぬことあまり関わらないようにしています。人見知りが激しく大声で泣いたりしていたので、どう接していいかわからず刺激しないようにしていたのかもしれません。公民館等で行われている乳幼児向けのオープンスペースへ行っても、ほとんどのスタッフ・保護者の方が同様の対応でした。

私の過去を思い出しても、家と学校の往復、楽しくない塾…の生活。あぁ~、楽しいと思える3つ目の居場所がなかったから苦しかったのかもしれないなと思いました。

家の中での居場所の確保

就学を控えて学習机を購入した時、居間の一部にマットを敷き
「ここが、たぬこの部屋ね。」と決めました。
間取りの都合上、他にスペースがありませんでした。(~_~;) それでも、
「やったー!!」
狭いながらも自分の部屋ができた!というのは嬉しかったようです。今でも“机の下”の狭くて暗い空間は、娘の秘密基地。

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習い事

すぐ頼れる親戚は近くにいない。じゃ、習い事だな!

感覚過敏・鈍麻トイレ問題等のボトルネックがあったので、内容やタイミングは慎重に……。

  • つみき教室(幼稚園で保育時間後に、積み木を使った算数教室)
    週1度3年間よく頑張った!
  • スポーツクラブ(幼稚園で保育時間後)週1度、年長の1年間。低緊張、発達性協調運動障害対策として通い始めました。「低緊張」についての過去記事で書いたのですが運動面以外でもとても良かったです!!
    thebrokenwing.hatenablog.com
    thebrokenwing.hatenablog.com
  • 音楽教室 年長~週1度、現在に至る。年中から始めたかったが無理せず。
  • 英語教室 1年生~週1度、現在に至る。
    同級生のママさんから、新しい教室がオープンするという話を聞いて始めた。
  • 放課後等児童デイサービス 1年生~週1度、学区内にある児童デイの先生が下校時刻に車でお迎え1時間半利用後、車で自宅へ送ってもらう。先月利用終了。

水泳、空手、公文、そろばん、習字、塾……いろいろ調べて考えたけど、

本人が「楽しい」と感じること!

いずれも体験して「やりたい」と言ったこと&タイミングを大切にしました。

うまくいかなくなった時には、辞めて別の居場所を探せばいいさ!

いろいろアンテナ張っておこう!

くらいの考えで始めてみて、予想以上に続いています。( ̄▽ ̄)

家での練習は全然しないのに「レッスンへは行く」って言うのね。う~ん、そうなの。

第3の居場所がなかったら、学校で問題が起きた時そのことだけに悩み、抜け出せなくなっていたかもしれません。

実際に学校の友達関係で悩みがあっても、習い事で他学区の子他学年の子と交流があるのは助けになっていると思います。

 

大人も同じかもしれないですね。

「家族の時間」と「仕事・家事」と「もう1つ」

 


このブログについては、プロフィール(翼の折れたペガサスid:thebrokenwing&1回目の記事をご覧下さい。

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