手を離して目を離さない子育て・親育て

自閉症スペクトラム(ASD)親娘の日常(過去・現在)を中心に書いています

来訪者がいない?教科書見本本の展示会

令和2年度から使用する小学校の教科書選択を前に、保護者が見本本を閲覧できる展示会がありました。市内各小学校を巡回しているので、娘が通う学校へ来た時に行ってみました。

誰もいない!?

英語準備室として使われている空き教室に展示してありました。

参観日でも入ることがない教室。
先生や娘の話でも、この部屋のことは聞いたことないよ。
壁にアルファベット表が貼ってあり、3,4年生が使用中の教材をクラス毎に収納。
こんな風に使ってるんだなぁ~。

班のように机を並べ、各教科毎に教科書配置。黒板近くに質問できるようアンケート用紙が置いてある。窓は閉め切り……、誰も来た気配がない!?

2年前まで夏休み明けに行われていた自由工作展示会で、絶えず十数人が来訪していた雰囲気とは大違い。

おかげで30分ほど、一人でゆっくり見本を手に取ってみることができました。採用されていない他社の教科書も見ることができるので、比較してみると面白い。

その後、誰もいない図書室で1時間ほど本棚の整理をして帰ったのですが、他の保護者を見かけることはありませんでした。 

     f:id:thebrokenwing:20190710154721j:plainコンヤさんによるイラストACからのイラスト)

新しい指導要領

来年度から始まる新しい指導要領。外国語や道徳はどうなるんだろう?と気になっていました。授業内容に合わせて、家でもフォローしなくちゃいけないし……。5,6年生って何を習うんだっけ?

新しい見本本のみで現行の教科書は展示されていないため違いはわからないけど、来年・再来年どんなことを習うのかおおよそわかればいいかなぁっと。(;^ω^)

娘も来年は5年生。英語については3年生から外国語活動があり、1冊の教材を2年間使用。ゲームをしながら、英語に親しんでいます。

英語

アルファベットを書いたり、簡単な会話。どの出版社も、楽しめるように工夫されていた。よく使う単語が絵辞典になってる…絵と単語が結びついて、コレいいなっ!

道徳

内容は今までと同じかな?「特別の教科」という扱いになるようだけど、どうなるんだろう?

その他の教科書

国語、算数、理科、社会、家庭科、保健体育、書写、音楽、図工。

学年が上がると、本の厚みも増す。各教科の内容は現行とほぼ同じ?

私も、こんなこと勉強したなぁ。

出版社によって習う学年は違うのかぁ。(例:そろばん。A社は3年、B社は4年)

この単元は6年生になってからか……参考になりました。

学校教育

学校で学んだことが,子供たちの「生きる力」となって,明日に,そしてその先の人生につながってほしい。
これからの社会が,どんなに変化して予測困難な時代になっても,自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,判断して行動し,それぞれに思い描く幸せを実現してほしい。

そして,明るい未来を,共に創っていきたい。

文部科学省のHPに、上記のように書かれています。

知識の詰込みだけではなく、考える力をつける授業は、こどもたちにとって必要だと思う。しかし、限られた授業時間で指導内容が増えることで、こどもたちも教員も負担が増え、授業の質が落ちたり、情緒面での問題が起きるのはできるだけ防ぎたい。

こどもたちのケンカを仲裁するために授業が中断したり、先生が過労になったり……。

少しくらいのケンカはあってもいいと思う。ケンカやいじめが起きた時、両者の気持ちを汲み取って対処するには大人(第三者)の目が行き届いている必要がある。そもそも、問題行動が起きるのは、

  • そのタネや芽の段階で気付くことができない。
  • わからない!できない!といった“困っていること”に気付かず放置されてしまう。
  • 自分とは違う特性・考え方(多様性)への対応方法がわからない。

ということでは?(保護者や教員が気付いているのに放置している……という場合を除く。)

地域の人(他学年の子や近所の人、おじいちゃん・おばあちゃん)と話したり遊ぶうちに、自然と教育・療育が行われるのが理想。(昔はそれができていたんじゃないかな。気になる子の割合は昔も今も変わらないけど、現代は適切な療育が行われていないのだと思う。)核家族化が進み、共働き世帯も増え、不審者騒動があったり、他者との関わりも減り、生活の中での教育・療育の機会が減っている。

うちもそう。核家族で親戚や近所での関りが少ないから、学校や習い事といった居場所に頼ってます。

そうなると、長時間を過ごす保育園・幼稚園、小・中学校の役割は増えてくる。

教員の負担が増える→教育・療育の質が落ちる→問題行動が増える→教員の負担が増える……いかん、いかん!! この悪循環は断ち切らなくっちゃ。

やっぱり、適切な環境を整えるためにも、教職員の働き方改革をしなきゃいけないんだなぁと思います。

 

すでに、英語は専任の先生を配置していることが多い。理科や算数の先生がいることもある。ボランティアで、登下校時の見守りや地域のパトロール

他にも変えられるところは?

プログラミング授業を委託する? 教員の増員? PTAでできることは?

授業準備・雑務を手伝う地域住民によるアルバイト?
「週数日、短時間で働きたい。」「こどもたちのために何かをしたい。」という人はいると思う。ワークシェアリングで何かできるのでは?ただし、研修も必要になり、指導できる人材も必要になる。費用の問題も出るなぁ。

個人で意見を言う勇気はないし、仕事等の都合で活動はできなくてもアイデアはある!という地域住民はけっこういると思うんだけどなぁ。

 

 幼保や小中学校。時代や地域環境に合わせて、変えていけるといいな。

 


このブログについては、プロフィール(翼の折れたペガサスid:thebrokenwing&1回目の記事をご覧下さい。

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