お互いに先入観や思い込みがあるとコミュニケーションを取りにくい
「“テスト商品”と“サンプル商品”は違う?」と、ダンナが聞いてきた。
(呼び方で迷ってるのかな?)
「私にとっては……、同じかなぁとは思うけど受ける印象が違うよ。テストは、まだまだ変更がありそう。サンプルは、食品サンプルのようにほぼ完成した形がわかる。って感じかな。」
「……あぁ、そうかぁ。」
ダンナは仕事で話が噛み合わずイライラして帰ってきていました。その日こんなことがあったそうです。
ダンナ「Bさんからサンプル品があると聞いたので見せてもらえますか?」
Aさん「サンプル品はありませんが、テスト品ならあります。」
ダンナ「・・・」
あぁぁ~~、曖昧な表現が苦手や言葉を文字通りに受け取ってしまうという特性に当てはまる部分かもしれないですね。
Aさんは「サンプル商品は、テスト商品とは違うもの。」
ダンナは「サンプルもテストも同じだろっ!」と思っていた。
社内で用語の明確な規定がないから、すれ違いが起きたのね。
お互いに先入観や思い込み、勘違いがあると、コミュニケーションを取りにくい。
数日後、娘とのやりとりでも……。
宿題の算数プリントをやっている時、文字があまりにも波打っていて読みづらかったので、私が1本線を引き、
「この線の上に式を書いてみよう!」と言うと……
線上に数字を書いてる!!!
と、書いてほしかったんだけどなぁ。
Ohhhhh!! 「on the line」と「above the line」の違いかぁ!! そうね、私も「線の上」で話が通じると思い込んでた!ごめん。(*''▽'')
「線より上に書く」という言い方にするとか、見本を書いて見せてあげるとか具体的に見えるようにすればよかったんだよね。
言葉を文字通りに受け取ってしまったり、曖昧な表現が苦手だと……
- 相手の話が冗談か本気かわからない
- 皮肉が通じない
- 言葉にこだわる
ということがあります。
言葉に関しては、特に自分が関心を持っている事柄の場合、自分が考えていたものと少しでも表現が違うと「これでいいのかなぁ?」と不安になり話が先に進まなかったりします。
話の流れから得た情報を統合・整理・推理を瞬時にできたり、「私は“こう”思っていたんだけど、これでいいですか?」等確認をとったりできればコミュニケーションの問題は起こりにくいのでしょうが、それがなかなかできないから難しい。これは、失敗して経験を積み重ねていくしかない……。
情報を統合、整理、推理、結論を導き出す
本題とは話が離れますが、うちの娘はWisc3という検査で「1つ1つのことを覚えるのは得意だけど、この論理的思考の部分が苦手」という指摘を受けました。(この検査は何が得意で、何が苦手なのかがよくわかり療育の指標としてとても役立っています。)そのため、療育センターで受けたアドバイスを元に家で取り組んでいることは……
- 絵や文字でかいて示してあげること
- 具体性の良い物(色・数)で示すこと
- 待つ
「瞬時に」ということが苦手なので、自分で考える時間を長めにとるようにしています。 - お手伝い。料理や掃除など。
「材料・道具を用意→調理・実行→結果どうなるか」を意識させる。逆に結果を得るために、何をすればいいか?道具は何が必要か?を考えてみる。
お手伝いの経験がないと「お湯をわかすにはどうしたらいい?」「何が必要?」と質問されても、「やかんが必要」「水を入れる」「火にかける」が全く推理できず答えられません。これ、うちの娘が実際にそうでした。(~_~;) なかなかお手伝いをしようとしないので、苦労しているところです。
話を戻して、コミュニケーションの課題がいろいろある中で、せめて、今回の例のような、お互いに“思い込み”から起きたすれ違いはできるだけ避けたい。
このブログについては、プロフィール(翼の折れたペガサスid:thebrokenwing)&1回目の記事をご覧下さい。
2018/10/30 手のかかる親子の日記始めます ~二次障害を防ぎたい~