手を離して目を離さない子育て・親育て

自閉症スペクトラム(ASD)親娘の日常(過去・現在)を中心に書いています

私の学生時代(4)恋愛番外編

前回の続き、別れたその後です。
○○のカノジョという呪縛から解放され、大きな荷物を下ろした気持ちでした。客観的に自分や彼を見ることができるようになった気がします。そして、彼の存在がとても大きかったことを改めて感じました。心の中にぽっかりと大きな穴が空き、枕を涙で濡らす日々は続き、ようやく「彼を好き」だと自分の気持ちを受け入れられるようになりました。
3ヶ月後、電話をして「やり直したい」と伝えましたが、彼からの返事は「できない……。もういいかなと思った。」
諦めきれず、なんとか時間を作ってもらい数回会うことができました。しかし、彼の態度は付き合っていた頃とは全く違います。小バカにするような発言もあからさまです。
他に好きな人かカノジョができたかな。表情を見ればわかります。告白された日からずっと心の真ん中にいて、彼だけを見てきたのですから。はっきり言ってくれれば、もう少し早く身を引いたのにね。いつもそうだったね、私を傷つけないよう遠回しに伝えてくる……。
最後に会った時の別れ際、彼はぽつりと言いました。
「(一緒にいても)何も感じない。」
「それを好きじゃなくなったっていうんだよ。……ありがとう。」涙を精一杯こらえて応えました。
その後、少し経ってから彼はテニスサークルの後輩と結婚したと聞きました。
私は誰かを好きになる気持ちが全く起こらなかったので結婚するつもりもありませんでしたが、時が過ぎ、祖母と父を続けて見送り、30歳近くになり少しだけ変化がありました。「いつまでも私が独身だと彼の心の重荷になっちゃうかな」私だったら気にしてしまう。彼はそんなこと全く気にしないで、とっくに幸せになってるでしょうけどねっ。(笑)
父が亡くなり家業は兄が継いだことで、私の仕事はほぼ無くなり、就職婚活を始めました。
仕事の方は順調で、すぐにバイトも決まり1年勤めた後、派遣へ転職。失敗もしたけれども、仕事ぶりは認められ賞をいただいたりもしました。その間に、私が子供の頃から当たり前のようにできていたことが、必ずしもみんなができるとは限らないと気付きます。ようやく自信や自己肯定感を取り戻します。それと同時に、できないことを卑屈に感じる必要もないし、自分が当たり前と思っていることを押し付けてはいけないという気持ちが強くなりました。なぜか私の態度は人を見下しているように見られがちで(そんなつもりは全くないのに……)敬遠されてしまうことが多いのは悲しいです。
一方、婚活の方は連戦連敗!ほとんどの場合、会う前にお断りされ見合いの話は来なくなったので結婚情報センターへ登録。こちらも同様で全く出会いがなかったのですが、会員期間が切れる間際に嫁にもらってくれる相手が見つかりました。今のダンナです。
結婚へ向けて話している時に
「(私の方が3つ)年上なのは、気にしなかったの?」
「世話してくれてラクだと思った。」
「私のどこが好き?」
(少し考えて……)「がつがつ食べるところ。」
なんじゃそりゃ~~~!!!
心の中で叫びました。でも、ダンナは私の良いところを見つけてくれました。

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なんじゃそりゃ~
次回からは、現代の話に戻ります。


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過去記事まとめ
このブログについては、プロフィール(翼の折れたペガサスid:thebrokenwing&1回目の記事をご覧下さい。

2018/10/30 手のかかる親子の日記始めます ~二次障害を防ぎたい~
2018/11/02 乳児期 ~手のかかる赤ちゃんとダンナ~
2018/11/06 発達の遅れ ~発達障害???~
2018/11/12 園生活 ~幼稚園探しと集団生活への課題~
2018/11/16 診断~自閉症スペクトラム


=現在の私の教育・療育の基本になる経験・失敗談=
2018/11/19 私の学生時代(1)適性と病気への理解
2018/11/21 私の学生時代(2)コミュニケーション力
2018/11/26 私の学生時代(3)恋愛編
2018/11/28 私の学生時代(4)恋愛番外編